後ろ姿にショック

録画してあった、古い番組を見ました。

サブタイトルに「平成版ニューハーフの世界」とありますから、30年前までは遡らないでしょう。

新宿のニューハーフを中心に、エリザベス館の女装者も含めて、様々な女装者達が登場してきます。

「女装者はホモである」という先入観が根強く染みついた番組で、「女装者やホモであっても差別してはいけないよ」と言いたいようです。

エリザベスの時だけは、「彼らはホモでは無く、女装を楽しむために来ている」と解説していますが、どうも番組全体のテーゼがはっきりしません。

女装する人達には、それぞれ各自異なった目的があるということは、なかなか理解されにくいのでしょうか。

今でも続いているLGBTを一緒にして取り上げる考え方は、この番組が作成された頃から、何も変わっていないように思われます。

この番組の中で、ショーダンサー(勿論女装した男性)が楽屋に入って行く場面がありましたが、その後ろ姿には、はっきりと「男性」が浮き上がっているのです。

中には本物の女性と見まがうばかりの人も居ましたが、この人を含めて何人かは化粧をして女性のコスチュームを纏っていても、男が滲み出ているのです。

他人のことは言えません。

私だって、いくら女性の扮装をしても男だと見破られているに違いありません。

身長や肩幅などは変えようがありませんが、もっと努力をしなければと思いました。