9月6日の誕生花・ミソハギ

9月6日の誕生花と花言葉は、クルマユリ(純潔・多才な人)、(金連花[きんれんか])ナスタチューム愛国心)、パンパスグラス(白金葭[しろがねよし])(風格,歳月) 等々があります。今回は、ミソハギを取り上げます。花言葉は、「純真な愛情・悲哀・慈悲」です。

ミソハギミソハギ属の植物です。ミソハギの学名、Lythrum ancepsの「Lythrum」ギリシャ語の「lythron(血)」に由来しています。花の色が、血のように赤い事からきています。日本及び朝鮮半島に分布し、湿地や田の畔などに生え、また栽培されています。ちょうど旧暦のお盆の頃に咲き、仏前に供えられるので盆花(ボンバナ)とも言われます。名前は、禊(みそぎ)使うハギに似ている事に由来し、盂蘭盆会(ウラボンエ)で仏前の供物に水を注ぐのに花穂を使います。また、精霊棚に水をかけるのに使われるので精霊花(ショウリョウバナ)、水掛け草(ミズカケグサ)の別名があります。

「図説・花と樹の大事典」柏書房刊によれば、「供物に水をかける風習について、江戸中期の国学者天野信景は、昔 の医書にミソハギが喉の渇きを止めるのに効くとあるので、亡者の渇きをいやすために、この草で水をかけるのではないかと述べている」といわれについての記述があります。

小林一茶の俳句には

「みそ萩や 水につければ 風の吹く」

があります。