近影

不安定な日々の空に響くアナウンス

不安定な心を揺らがせては耳を塞ぐ

矛盾だらけで不器用な道のうえで

足どりはおぼつかずゆらゆら浮かぶ

いい加減自分とはすれ違いたくない

また落ち込んだ気持ちに冷めきって

親しい他人に救いを求めて貰う助言

その効果が芳しくならない内に歩く

そんなやり過ごしでギリギリな歩幅

思い出せない夢を見て目を覚ます朝

ぼやけたその気持ちに浸って擦る目

やけに透き通った日には青空を仰ぐ

誰もいないような気分に浸る朝と夜

朝焼けと夕焼けが溶け合って夜の空

狭い部屋の片隅から送る電波は霞む

届くときは何でもいいから愛してる